冬に向けた季節を感じる器(土物の器)をご紹介 Tableware for winter vol.24
10月4本目の動画配信となります。
今回は土物の器になります。
薪の窯でこだわりある手作りの器を作る窯元
手作りですのでサイズや希望をある程度かなえてくれる窯元です。
ぜひご相談ください。
紹介商品
Content
Hello everyone, this is Yasuhiro Kume from Mozu Pottery.
Today, I have some pottery pieces I would like to introduce to you, so I appreciate your attention.
The pieces I have here today are earthenware pottery.
All of these were fired at kilns in Kyushu an d are completely handmade.
The pottery is fired using a wood burning kiln, where the wood is burned to generate heat for the firing process.
These are very special, handcrafted pieces, fired in a kiln with meticulous care using
traditional methods.
I’m a huge fan of the pottery made at this kiln. That’s why I’ve been introducing them to various restaurants.
First, th is piece here is called "Kiseto."
This design is based on an original form from the Azuchi Momoyama period, and this piece is a reproduction of that original.
These pieces are known by names such as Kiseto, Fukudama, and Dorabachi.
Originally, pottery like this was made in the Mino region, but now it’s being fired at a kiln in Kyushu.
Additionally, this piece here is called Chosen Karatsu.
This is also Chosen Karatsu. And this one is also Chosen Karatsu.
This piece here is called Ao Karatsu.
It has a unique shape resembling a shell. When you hold it, you can feel its smooth texture and the warmth it gives off. Earthenware pieces like these are best for showcasing dishes during the autumn and winter seasons.
So, I highly recommend using them for plating from now through early spring.
The size is perfect for serving sashimi, small side dishes, or grilled items.
You can use the dishes according to how their s hape inspires you.
Now, I’ve also prepared some dishes on these plates today, so please take a look.
Thank you for your attention.
日本語解説
皆さん、こんにちは。
百舌鳥陶器の久米康裕です。
本日も皆様にご紹介したい器をご用意致しましたので、よろしくお願いいたします。
今日はこちらに並べました土物の器なんですけれども、ここにある器は九州の窯元で焼かれた器で全て完全な手作り。
薪窯で木を燃やして熱源作り器を焼き上げる。
昔ながらの技法・製法で作るこだわりのある窯元で貴重な手作りの器となります。
私はこの窯元の器が大好きで、色々な飲食店様にもご紹介させていただいています。
まずはこちら「黄瀬戸福字5寸向」などは”キセト”や”キゼト”などと言いますけれども、実はこの器は安土桃山時代に作られた器が原型としてある写しの器で黄瀬戸福字鉢など、いろんなネーミングは付けられています。
どちらかと言うと美濃の方で作られる器ですが九州の窯元が作られています。
他にはこちらの朝鮮唐津ですね「朝鮮唐津一方ナブリ向」「朝鮮唐津三方切高台5寸向」「朝鮮唐津瓢形三つ足皿」など。
こちらは「青唐津柏葉三つ足皿」「青唐津片口4.5皿」などは青唐津と言われている器になります。
こちらなどは「灰被り貝形向」形がユニークで貝型で手に取ってもらえると分かるのですが手触り感がなんとも言えない暖かみがある器で、こういった土物の器は秋冬のお料理を映させる器かと思います。
これからの季節、冬から春先までは今回ご用意した器などにお料理を盛り付けて頂ければいいかなと思います。
サイズ感もお造りや、ちょっとした一品・焼き物などにも使っていただける、用途は器を見ていただいてイメージして頂ければと思います。
それでは本日もお料理を盛り付けてみましたのでご覧ください。
お刺身を盛り付けていた器は「黄瀬戸福字5寸向」の縁が切立になっていた器です。
今回ご紹介した窯元は手作りで製作していますので形状は「こんな風にしてほしい」などの要望はある程度融通がききます。
打ち合わせの時に「これもう少し大きかったらいいのにな」「サイズをもうちょっと変えれない?」など言っていただきましたらと思います。
できる限度もあるかと思いますが、一度ご相談いだだければ要望に応えていただける窯元です。
ぜひお問い合わせください。
本日もありがとうございました。